第3回:ブルゴーニュワイン産地マップ|地域ごとの特徴を徹底解説

ゆるっとワイン講座

こんにちは!ゆるママです。
ブルゴーニュワインを理解するうえで欠かせないのが「産地ごとの違い」です。
同じピノ・ノワールやシャルドネを使っていても、土地や気候によって「別のぶどうかな?」と思うほどに味わいが変わります。

その要因となっているのが、ブルゴーニュ地方の独特の地形。南北に細長く、主に6つのエリアに分けられています。この記事では、北から南へ順番に地域を解説し、それぞれのワインの特徴と代表的なスタイルをわかりやすく紹介します。

ゆるママ
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ワインの王と言われる味わいがどこから来るのか、しっかり学んでいきましょう!

※本記事にはプロモーションが含まれています。
※お酒は20歳になってから。節度を持って楽しみましょう!


ブルゴーニュ全体の地理的特徴

  • 位置:フランス中央東部、パリから南東に約300km
  • 長さ:およそ230kmにもなる縦長の細長い地域
  • 気候:比較的冷涼な内陸性気候で、昼夜の寒暖差が大きいのが特徴

この地形と気候の多様性が、ブルゴーニュのワインに複雑なニュアンスを与えています。

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冷涼な気候と昼夜の寒暖差が、ピノ・ノワールとシャルドネの豊かな酸を活かした栽培にぴったり。


1. シャブリ地区(Chablis)

ブルゴーニュの最北に位置するのがシャブリ。パリからも近く、冷涼な気候が特徴です。

  • ブドウ品種:シャルドネのみ
  • 味わい:柑橘や青リンゴを思わせる爽やかな酸味、ミネラル感
  • 料理との相性:牡蠣や白身魚、寿司にも合う
  • 代表的なワイン:シャブリ、プルミエ・クリュ、グラン・クリュ

「辛口白ワインといえばシャブリ」と言われるほど、世界中で有名なエリアです。

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一言でシャブリといっても、ワイン作りには畑ごとの違いがあります。
シャブリ地区の畑は「プティ・シャブリ」、「シャブリ」、「シャブリ・プルミエ・クリュ」、「シャブリ・グラン・クリュ」の4つに分かれていて、グラン・クリュがトップの格付け。

「プティ・シャブリ」、「シャブリ」では主にステンレスタンク発酵をさせているから樽香のないスッキリした味わいです。樽を使う生産者もいますが、使い込んだ古い樽を使って樽香を控えるようにするのが基本。

一方で「シャブリ・プルミエ・クリュ」、「シャブリ・グラン・クリュ」はごく軽く炙った樽を使って熟成させ、ほんのりと樽をきかせるものも。1980年代の樽をきかせたワイン作りのブームの影響があって、シャブリではこの2つの方法で対処することにしました。

ゆるママ
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難しい話は覚えなくてもOK。アペラシオンが「プティ・シャブリ」、「シャブリ」ならステンレスタンクのスッキリタイプ、「シャブリ・プルミエ・クリュ」、「シャブリ・グラン・クリュ」なら少し樽香が香るタイプかも、と思ってくださいね!


2. コート・ド・ニュイ地区(Côte de Nuits)

ブルゴーニュの中でも特に「赤ワインの聖地」とされるのがコート・ド・ニュイ。ピノ・ノワールの最高峰がここに集中しています。

  • ブドウ品種:主にピノ・ノワール
  • 味わい:力強さと繊細さを併せ持ち、長期熟成に耐える
  • 代表的な村とワイン
    • ジュヴレ・シャンベルタン(骨格がしっかりした赤)
    • シャンボール・ミュジニー(エレガントな赤)
    • ヴォーヌ・ロマネ(芳醇でバランスの取れた赤)

世界最高峰の「ロマネ・コンティ」もこの地域にあります。

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ロマネ・コンティを生むヴォーヌ・ロマネの村があるのはコート・ドールと呼ばれる、ディジョンからボーヌの南まで続く銘醸地。

憧れのジュヴレ・シャンベルタンやモレ・サン・ドニ、シャンボール・ミュジニーもこの地域にあります。コート・ドールなくしてブルゴーニュは語れない、超主要地域です。


3. コート・ド・ボーヌ地区(Côte de Beaune)

コート・ド・ニュイの南に広がるエリアで、「白ワインの宝庫」と呼ばれる地域。もちろん赤も造られていますが、特に白の評価が高いです。

  • ブドウ品種:シャルドネ、ピノ・ノワール
  • 味わい
    • 白:果実味が豊かで樽の風味と調和、長期熟成も可能
    • 赤:ニュイより柔らかく、親しみやすいスタイル
  • 代表的な村とワイン
    • モンラッシェ(世界最高峰の白ワインを生む特級畑)
    • ピュリニー・モンラッシェ、ムルソー(芳醇な白)
    • ポマール、ヴォルネイ(赤ワインの名産地)

「シャルドネの真髄を知るならコート・ド・ボーヌ」と言われるほど重要な産地です。

ゆるママ
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コート・ド・ボーヌは、「オスピス・ド・ボーヌ」という世界最大の慈善ワインオークションが行われる地でもあります。

オークションには日本人が個人でも参加できますが、樽単位での購入になるため持ち帰ることは大変を極めることに、、、。見学者として試飲を楽しむのがおすすめです。


4. コート・シャロネーズ地区(Côte Chalonnaise)

コート・ド・ボーヌの南に位置するエリア。知名度はやや低いものの、コストパフォーマンスに優れたワインを多く生み出しています。

  • ブドウ品種:ピノ・ノワール、シャルドネ、アリゴテ
  • 味わい:フレッシュで親しみやすい。価格も手頃
  • 代表的な村:メルキュレ(赤ワイン)、リュリー(白ワイン)、ブーズロン(アリゴテの産地)

初心者がブルゴーニュに入る際、まず試しやすい地域といえるでしょう。

ゆるママ
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手頃な価格で、ブルゴーニュのピノ・ノワールとシャルドネの雰囲気を掴むにはピッタリ!味わいの傾向がわかり始めたらAOCに進んでみましょう。


5. マコネ地区(Mâconnais)

さらに南にあるのがマコネ地区。日照量が多く、果実味豊かなワインが生まれます。

  • ブドウ品種:主にシャルドネ
  • 味わい:フレッシュで飲みやすく、価格もリーズナブル
  • 代表的な村とワイン:マコン、プイィ・フュイッセ

特に「プイィ・フュイッセ」は、コストと品質のバランスが良いとして世界的に人気があります。


6. ボジョレー地区(Beaujolais)

ブルゴーニュの最南端に広がるのがボジョレー。厳密には別地域とされることもありますが、歴史的・行政的にはブルゴーニュの一部です。

  • ブドウ品種:ガメイ
  • 味わい:フレッシュで軽快、果実味たっぷり
  • 代表的なワイン:ボジョレー・ヌーヴォー、クリュ・ボジョレー(モルゴン、フルーリーなど)

「毎年11月の解禁日」で有名なボジョレーですが、実は熟成に耐える上質なワインも数多く存在します。

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ヌーヴォーと同じボジョレー地区のワインでも、ムーラン・ナ・ヴァンやモルゴンといったAOCクリュ・ボジョレーのワインは、10年〜20年もの熟成に耐えるポテンシャルがあります。


地域ごとの特徴まとめ

地区主な品種ワインの特徴キーワード
シャブリシャルドネ鋭い酸味とミネラル辛口白、牡蠣
コート・ド・ニュイピノ・ノワール力強く長熟向きグラン・クリュ、ロマネ・コンティ
コート・ド・ボーヌシャルドネ、ピノ白の名産地、赤も親しみやすいモンラッシェ、ムルソー
コート・シャロネーズピノ、シャルドネコスパに優れるメルキュレ、ブーズロン
マコネシャルドネ果実味豊かで手頃プイィ・フュイッセ
ボジョレーガメイ軽快でフルーティボジョレー・ヌーヴォー

初心者さんのにおすすめのブルゴーニュワイン

  • 白ならシャブリやマコネ
    爽やかでわかりやすく、最初の一歩に最適。
  • 赤ならコート・シャロネーズ
    ブルゴーニュの赤の特徴をつかみやすく、価格も控えめ。
  • 特別な日に飲むならコート・ド・ニュイやボーヌ
    ワインの奥深さと高貴な味わいを実感できます。
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まとめ

ブルゴーニュワインは、産地ごとの個性がはっきりと分かれるのが大きな魅力です。

  • 北のシャブリは鋭い白
  • ニュイは力強い赤
  • ボーヌは白の聖地
  • 南部は親しみやすく手頃な価格帯

こうして地図を思い浮かべながら味わうと、ブルゴーニュワインの世界が一気に理解しやすくなりますよ。

次回は、ブルゴーニュワインを語る上で避けて通れない「格付けとラベルの読み方」について解説します。グラン・クリュやプルミエ・クリュといった格付けの仕組みを整理し、ワイン選びに役立つ知識をお届けします。

ゆるママ
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