こんにちは!前回は「オンラインスクールで学ぶメリットと選び方」をご紹介しました。
「学んでみたい」「ちょっと知識をつけたい」と思い始めた方もいるのではないでしょうか。
今回のテーマは、いよいよ実践編。
「自分でワインを選べるようになる」ためのポイントをたっぷりお伝えします。
スーパーやネットショップに並ぶたくさんのワインの中から、迷わず自分好みの一本を選べるようになったら…
毎日の家飲みや、ちょっと特別な日の食卓がぐっと楽しくなりますよ!

知識をつけたら実践だね!ワインの数は本当に多いから、好みの1本を見つけたときの喜びもひとしおだよ。
1. ワインラベルは「ワインの履歴書」
ワイン選びでまず目に入るのがラベル。
「おしゃれなデザインだな」くらいに思う方も多いのですが、実はラベルにはそのワインの個性や背景がしっかり書き込まれています。
つまり、ラベルはワインの「履歴書」。
ちょっと読み解けるようになるだけで、「これはどんな味だろう?」と想像できるようになります。
ラベルに書かれている主な情報
- 生産国・地域
- 例:France(フランス)、Italy(イタリア)、Chile(チリ)
- ワインは地域ごとに味わいの特徴があります。フランスは繊細で複雑、チリは果実味が豊かでコスパが良い、といった傾向があるのです。
- ブドウ品種
- 例:Cabernet Sauvignon(カベルネ・ソーヴィニヨン)、Chardonnay(シャルドネ)
- 品種によって味の傾向があるので、品種を知ることは味の予測に直結します。
- 生産者(ワイナリー名)
- 評判のよい生産者のワインはハズレが少ないので、覚えておくと安心。
- ヴィンテージ(収穫年)
- 2022年など新しい年はフレッシュで飲みやすく、2015年など古い年は熟成による複雑さを楽しめます。
- アルコール度数
- 度数が高め(14%以上)は濃厚でパワフル、低め(11〜12%)は軽やかでフルーティーな傾向。

最初から全部を覚える必要はないよ。「産地」と「品種」だけでも読み取れれば、選びやすさが格段に上がるからね!
2. 品種を知れば“選ぶ力”がつく
ワインの味わいを左右する一番の要素がブドウ品種です。
「品種をいくつか覚えるだけでワイン選びがラクになる」と言っても過言ではありません。
赤ワインでまず覚えたい3品種
- カベルネ・ソーヴィニヨン
力強く、渋みがはっきり。ステーキや煮込み料理と相性抜群。 - メルロー
やわらかくて飲みやすい。和食や家庭料理にも合わせやすい万能タイプ。 - ピノ・ノワール
軽やかでエレガント。サーモンや鶏肉など繊細な料理にも合う。
白ワインで覚えたい3品種
- シャルドネ
まろやかでコクのある味わい。バターやクリームを使った料理と好相性。 - ソーヴィニヨン・ブラン
爽やかでハーブや柑橘の香り。魚介やサラダとよく合う。 - リースリング
フルーティーで、辛口から甘口まで幅広い。軽やかな和食やエスニックともマッチ。

この6品種を押さえておくだけで、「今日はさっぱりした魚料理だからソーヴィニヨン・ブランにしよう」とか、「軽めの赤が飲みたい気分だからピノ・ノワールにしよう」というふうな選び方ができるよ。
3. スーパーやネットで失敗しない選び方のコツ
「ワイン売り場で迷ってしまう…」という方に向けて、実践的な選び方を紹介します。
① 価格帯を決める
初心者におすすめなのは1,000〜2,500円台。
このゾーンは「気軽に買えるけれど、十分美味しい」ものが豊富です。
逆に500円以下は当たり外れが大きく、3,000円以上は初心者には違いが分かりにくいことも多いので、まずは中間価格帯が安心です。

1,000〜2,500円台を狙っていく場合、ボルドーやブルゴーニュみたいな銘醸地のAOCを買うよりも、もっとカジュアルなタイプを選んだほうがハズレが減るイメージがあるな、、、
② 産地ごとの特徴を知る
- フランス:繊細でバランスの良い味わい
- イタリア:食事に寄り添う、軽やかで飲みやすい
- チリ:コスパ抜群、果実味豊かで親しみやすい
- アメリカ(カリフォルニア):パワフルで濃厚
- 日本:やさしく繊細、和食に合う
例えば、「肉料理だからチリ産のカベルネ」「魚料理だからフランス産のソーヴィニヨン・ブラン」など、料理と産地を組み合わせるのも楽しい方法です。
③ ラベルのデザインも頼りにしてOK
ワイン選びに迷ったら、「見た目で選ぶ」のもアリです。
お気に入りのラベルのワインは、飲む前から気分が上がりますし、記憶にも残ります。
④ 評価シールや受賞歴をチェック
スーパーで見かける「○○コンクール金賞受賞」などのシールも目安になります。
必ずしも「金賞=絶対に美味しい」ではありませんが、一定の基準をクリアしている証拠。初心者のうちは参考にしても良いでしょう。
4. ワインショップでの“ちょっとした質問術”
もし余裕があれば、街のワインショップやデパートの売り場に足を運んでみましょう。
そのときは、ぜひ「具体的に」聞いてみてください。
- 「今日の夕飯が唐揚げなんですが、合う白はありますか?」
- 「軽めで飲みやすい赤を2,000円くらいで探しています」
具体的に伝えると、店員さんも提案しやすくなります。
そして気に入ったら、スマホでラベルを写真に撮って「マイ・ワインリスト」に加えていくと、次回以降の参考になりますよ。
5. 学んだ知識を“実践”してみよう
ワインは座学だけではなく、実際に飲んでみて初めて身につきます。
- 「今日はカベルネとメルローを飲み比べてみよう」
- 「同じシャルドネでも、フランスとチリの違いを体験してみよう」
こうした小さな実践を積み重ねると、自分の好みがどんどん明確になります。
オンラインスクールでは、テイスティングセットが届いて比較体験できるコースも多いので、忙しい人にはぴったりです。
6. ワインを記録する習慣をつける
せっかく飲んだワインも、翌週には名前を忘れてしまう…そんな経験はありませんか?
そんなときは「記録する」習慣をつけると、学びが何倍にもなります。
おすすめの記録法
- スマホでラベルを撮影
- 「味の印象」を一言メモ(例:フルーティー、酸味が爽やか、肉に合う!)
- 星や点数をつける
これを繰り返すだけで、自分だけの「ワインノート」ができあがります。
アプリを使えば自動で情報が保存されるものもあり、忙しい方でも続けやすいですよ。
まとめ:選ぶ楽しさを味わおう
ワインは飲むだけでなく、「選ぶ時間」こそが大きな楽しみです。
- ラベルの基本情報を読めるようになる
- 品種を少しずつ覚える
- 実際に飲んで比べ、記録を残す
これを繰り返すだけで、「今日は自分でワインを選んでみよう」という自信が自然とついてきます。
そして、学んだ知識は毎日の晩酌や家族の食卓を、もっと豊かにしてくれます。
次回は、もう一歩進んで「資格取得も視野に入れた、お得なワイン学習法」をご紹介します。
忙しい方でも無理なくチャレンジできる工夫をお伝えしますので、ぜひ楽しみにしてください!
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