秋も深まり、「紅葉」「収穫」「旬の旨味」がテーブルに並ぶ季節。香り高いきのこ、ホクホク甘い栗、脂の乗ったサンマ…これらに合うワインを選ぶと、食卓がぐっと豊かになります。今回は、初心者の方にも手に取りやすい国産ワイン3本を紹介しつつ、それぞれ「どの秋の食材と合うか」「演出アイデア」もあわせてご提案します。

くろねこ
夜が長くなるこれからの季節、おいしい秋の味覚とぴったりのワインがあればより楽しくなるよ!
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🍂 秋の味覚にワインが合う理由
- 旨味と香りが強い食材(きのこ・栗・サンマなど)は、ワインの酸味・渋み・果実味・甘みバランスが映える。ワインが香りを引き立て、料理の旨みを引き締めたり拡げたりできる。
- 調理法で選び方が変わる:塩焼き、煮付け、バターソテー、リゾットなど調理法によって「酸味がいいか」「ミディアム赤か」「甘口白か」など適したタイプがある。
- 雰囲気も大事:冷えてきた夜、暖かみのある色のワインをグラスに注ぐと、紅葉や秋の夕暮れと調和して、五感で季節を楽しめる。
🍷 おすすめワイン3本とペアリング
- ルバイヤート 甲州 シュール・リー 2023
山梨県産の甲州ワイン。シュール・リー製法(発酵後、澱と接触させて風味を増やす)で、ややクリーミーさとミネラル感があります。酸味・厚みのバランスが良く、日本の秋の食材とよく調和します。 - マルサン葡萄酒 若尾果樹園 白山梨
若尾果樹園という日本の果樹園ワイン。白ワインで、軽めながらも果実味がしっかりしていて、和食との相性が良いタイプです。 - 大和葡萄酒 ハギースパーク重畳
スパークリング(重畳=重ねるという意味)で、爽快さと少しの厚みもあり。「泡」が口直しや脂の強い料理によく合います。
🍽 各ワインのペアリング(きのこ・栗・サンマ)+演出アイデア
ワイン | 合う秋の素材 | 具体的な料理例 | 演出アイデア |
---|---|---|---|
ルバイヤート 甲州 シュール・リー 2023 | サンマ、栗、きのこ | サンマの塩焼き+大根おろし+すだちで爽やかさを足して/きのこのソテー(バターまたはオリーブオイルで炒めて軽くハーブを振る) | 木のプレートや和風の器に盛り、グラスは白ワイン用を冷やしておく。すだちやレモンを横に添えて香りと見た目にアクセントを。 |
マルサン葡萄酒 若尾果樹園 白山梨 | 栗、きのこ料理 | 栗の渋皮煮/栗のリゾットや栗ご飯(甘さ控えめ)/きのこの炊き込みご飯+醤油ベースの味付け | 栗を焼く香ばしさをテーブルに取り入れる。器を土もの風の陶器で統一して、「秋の山里」の雰囲気を出す。温かい照明で居心地よく。 |
大和葡萄酒 ハギースパーク重畳 | サンマ(特に脂の多いものや蒲焼き等)、栗菓子の後味の口直し | サンマの蒲焼きや甘辛いタレ付きもの栗のスイーツ(モンブランなど)、または栗あんを使ったデザート | グラスを冷やしておき、炭酸の泡が立ち上がる様子を見せると楽しい。デザートとの組み合わせでは甘さのコントラストを意識して。 |
🥘 きのこ・栗・サンマ料理と他のワインのペアリング例
食材 | 調理法の例 | 合うワインタイプ |
---|---|---|
きのこ(シイタケ・マイタケ・ポルチーニなど) | バター醤油ソテー、グラタン、リゾット、きのこのしぐれ煮など | ミディアムボディ赤(ピノ・ノワール、メルロー)、もしくは樽熟成の白(シャルドネ系) |
栗 | 焼き栗、栗の渋皮煮、栗リゾット、栗菓子(モンブラン等) | ピノ・ノワール系の赤(まろやかさ・丸みがあるもの)、甘口白または貴腐系白、あるいナチュラルワインの微甘やオレンジワインも |
サンマ | 塩焼き(しょうゆ・大根おろし添え)、煮付け、蒲焼きなど | 白ワインで酸味がしっかりしたもの(リースリングなど)、ミネラル感がある白;また軽め赤・ピノ・ノワールを使って脂を包む組み合わせも良い |
💡 演出アイデアで秋感アップ!
- 食器・テーブルコーディネート:木目や陶器、土色の器に盛る。落ち葉のモチーフ(本物の葉っぱや造花)を飾る。
- 香りとの組み合わせ:きのこを炒める時にバター+にんにくで香りを出す、栗を焼く香ばしさを演出する。ワインを開けて少し時間を置いて香りを引き立たせる。
- 照明・雰囲気づくり:温かい灯り(電球色)、キャンドルを使う。ワインラベルを見せるように配置。紅葉を見ながらなど、秋の屋外シーンでも。
- 盛り付けと供し方:栗リゾットなら丸く盛る、サンマは切れ目を入れて盛る。きのこ料理は「しめじ・舞茸など種類を混ぜて見た目と香りを複雑に」。
📝 まとめ
秋の味覚3つ(きのこ・栗・サンマ)は、それぞれ個性があり、ワイン選びの手がかりになります。以下のポイントを押さえておくと初心者でも選びやすいです:
- 調理法を確認 → 塩焼き/煮付け/焼き栗などによって合うワインタイプが変わる
- ワインの重さ/酸味/滑らかさを考える → 栗には丸みのある赤、サンマには酸味・ミネラルの効いた白など
- 見た目・香りも味わいの一部として楽しむ
今回紹介した3本はそれぞれ特徴が違うので、用途や料理に応じて使い分けられます。
最近はオンラインショップで日本ワインの品揃えも増えているので、ラベル・レビュー・価格などを比較して、お気に入りを探してみてください。紅葉の夜、秋の香りとともに、ワインで心もほっこり温まる時間をお過ごしください!
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