こんにちは、くろねこです!
これまでの記事では、ワインの基本や飲み方についてご紹介してきました。今回はワインをもっと楽しくする「料理との相性(ペアリング)」についてお話しします。
「赤は肉、白は魚」といったフレーズを聞いたことがある方も多いと思います。でも実は、ペアリングのルールはそこまで難しくありません。ちょっとしたコツを知るだけで、日常の食卓がぐっとレベルアップしますよ。

おいしい食事とおいしいワインで会話も弾むわね。
※本記事にはプロモーションが含まれています。
ペアリングの基本ルール
1. 味の濃さを合わせる
料理とワインの「ボリューム感」をそろえると、バランスが取りやすくなります。
- 濃い味付けの料理 → フルボディの赤ワイン
- あっさりした料理 → 軽めの白ワイン
例:ステーキ × カベルネ・ソーヴィニヨン、白身魚のムニエル × シャルドネ

ワインのボリューム感のイメージを掴むのが難しい人は、使われているブドウの特徴を掴むといいよ!また別で解説するから参考にしてみてね。
2. 同じ土地の組み合わせを意識する
ワインと料理は「同じ地域の食文化」同士だと相性が良いことが多いです。
- フランス・ブルゴーニュのワイン × ブルゴーニュ風鶏料理
- イタリア・トスカーナのワイン × トマトやオリーブオイルを使ったパスタ
同郷の食べ物同士は自然に調和します。

私はピエモンテのネッビオーロと白トリュフの組み合わせが大好きよ。トスカーナならブルネッロとTボーンステーキも最高よね!

しろねこは贅沢だなあ、、、
3. 味覚のバランスを取る
- 塩気のある料理 → 甘口ワインが合う(例:ブルーチーズ × 貴腐ワイン)
- 辛い料理 → ほんのり甘い白ワインで辛さを和らげる(例:エスニック料理 × リースリング)
- 脂っこい料理 → 酸味や泡のあるワインで口をさっぱり(例:唐揚げ × スパークリング)

いわゆる「生ハムメロン」的な考え方ね。正反対にあるものが実は意外と合うこともあるわね。
定番のペアリング例
赤ワインに合う料理
- 牛ステーキ × カベルネ・ソーヴィニヨン
肉の旨みとワインの渋み(タンニン)が溶け合い、濃厚な味わいに。 - 煮込み料理 × メルロー
ハヤシライスやビーフシチューなど、甘みのあるソースとよく合います。 - 焼き鳥(タレ) × シラー
甘辛い味付けにスパイシーな赤がピッタリ。

同じように見える赤ワインも実際にお料理と合わせてみると違いがわかりやすいよ。よりしっくりくる一本を見つけるのが楽しいんだ!

白ワインに合う料理
- お刺身 × シャブリ(シャルドネ)
ミネラル感のある辛口白は、魚の旨みを引き立てます。 - 鶏肉のグリル × ソーヴィニヨン・ブラン
ハーブの香りと爽やかな酸味が相性抜群。 - チーズフォンデュ × リースリング
濃厚なチーズに、酸味と甘みがある白がマッチ。

話の腰を折るようで悪いんだけど、どうしてもワインと生のお魚を合わせるのは苦手という人もいると思うわ。だから心配しないでね。そういう私もお刺身には断然日本酒派よ。鼻がデリケートすぎるの、、、

スパークリングワインに合う料理
- 唐揚げ × 辛口スパークリング
油を爽快に流してくれて止まらない組み合わせ。 - ピザ × プロセッコ
気取らない相性でパーティーにも◎。 - 寿司 × シャンパーニュ
酸味と泡が酢飯に合い、贅沢感を楽しめます。

邪道だけど、軽めの白ワインやスパークリングワインに氷をガラガラ入れて飲むのも揚げ物と相性バッチリなんだよ。スイスイ進んじゃうから、飲み過ぎには気を付けてね!

和食とワインの意外な相性
「ワインは洋食に合わせるもの」と思いがちですが、実は和食とも相性が良いんです。
- 照り焼きチキン × ピノ・ノワール
甘辛いタレとやさしい酸味がバランス良く調和。 - 天ぷら × シャルドネ
衣の香ばしさとバター風味のある白ワインが好相性。 - 肉じゃが × ライトボディの赤
和風の甘辛煮込みは軽めの赤ワインと相性抜群。 - 寿司 × スパークリング
酢飯と泡の爽快感がぴったり。
初心者におすすめ!スーパーでそろう組み合わせ
高級ワインや特別な料理を用意しなくても、身近な食材とワインで十分楽しめます。
- コンビニのフライドチキン × 辛口スパークリング
- スーパーの刺身盛り合わせ × 辛口白ワイン
- ピザ(市販品) × 軽めの赤ワイン
- ポテトチップス(塩味) × ロゼワイン
気軽に試せるペアリングは、家飲みをもっと楽しくしてくれます。

最近はスーパーでもハーフボトルのワインが増えているから、何種類か買って試してみるといいよ!

ペアリングを失敗しないためのヒント
- 難しいルールに縛られない
「これにこのワインが絶対」という正解はありません。 - まずはシンプルに「赤=肉、白=魚」から
基本の組み合わせから始めて、少しずつ広げましょう。 - 自分の好みを大切にする
一番大事なのは「美味しい」と感じること。
まとめ
料理とワインの相性は、基本を押さえれば誰でも楽しめます。
- 味の濃さを合わせる
- 同じ地域の食文化を組み合わせる
- 塩味・辛味・脂っこさにはバランスを取る
そして何より大切なのは「気軽に試すこと」。スーパーのお惣菜やコンビニフードでも十分にペアリングは楽しめます。
次の晩ごはんで、ぜひ1本ワインを開けてみてください。きっと新しい発見がありますよ。
次回予告
次回は 「ワインラベルの読み方と選び方|初心者向けのコツ」 をお届けします。
「ワイン売り場で迷わない」「自分好みの1本を見つける」ためのポイントをわかりやすく解説しますので、ぜひお楽しみに!
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