第2回|主要産地を知る①:北海道・東北編

ゆるっとワイン講座

寒冷地が生む“透明感ある日本ワイン”の魅力

日本ワインの評価を一気に押し上げた地域といえば、間違いなく「北海道」。
そして近年、その存在感を強めているのが「山形を中心とした東北」です。

寒冷な気候はワイン造りに不向きなイメージがあるかもしれませんが、実は“高品質ワインの条件”を満たす重要な要素でもあります。
この章では、そんな北海道・東北のワインが人気を集めている理由と、地域ごと・品種ごとの特徴をわかりやすく解説していきます。

ゆるママ
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ワインの銘醸地であるヨーロッパ諸国は、北海道と同じくらいの緯度に位置しています。
そんな日本のワインがどうして注目されているのか見ていきましょう!

※本記事にはプロモーションが含まれています。
※お酒は20歳になってから。節度を持って楽しみましょう!


■ なぜ寒冷地のワインが注目されているのか?

まず理解しておきたいのは、「寒冷地=ワインが造りにくい」ではなく、むしろ
“酸が美しく残り、香りがクリアで繊細なワインができやすい”
という点が世界的にも評価されるポイントであるということです。

● 寒冷地ワインの特徴

  • 透明感のある酸味
  • アルコール度数が高くなりすぎない
  • 果実の甘さより香りの繊細さが際立つ
  • ミネラル感が強く出やすい

近年の気候変動もあり、北海道や東北は「世界的銘醸地の気候に近づいている」と言われるほど。
その結果、ピノ・ノワールやシャルドネなど“繊細さを求められる品種”で高品質なワインが生まれています。

ゆるママ
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ぶどうに豊かな酸が含まれることはワインの味わいにとってとても大切。
北海道や東北の冷涼な気候がぴったりです!


■ 北海道ワインの魅力

全国のワイン通が注目する“日本の新しい銘醸地”

北海道は、今や日本ワインの中で最も勢いのある産地。
「余市」「空知」「千歳」「富良野」など、各地が個性豊かなワインを生み出しています。

ゆるママ
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ウイスキーでも有名な地域の名前があがっていますね!


● 余市(よいち)

北海道ワインの中心地と言える存在。
海に面した丘陵地で、日照量が比較的多く、強い風が吹くことから病害に強い健全なぶどうが育ちます。

特徴的な品種

  • ピノ・ノワール
  • シャルドネ
  • ツヴァイゲルトレーベ

果実味と酸のバランスがよく、しっかりとした骨格がありながら繊細。
愛好家の間では「日本のブルゴーニュ」と例えられることもあるほどです。


● 空知(そらち)

岩見沢・三笠・栗山を中心とした地域。
比較的冷涼で昼夜の寒暖差が大きく、ぶどうの香りがしっかり残るのが特徴。

主要品種

  • ケルナー
  • バッカス
  • リースリング
  • ピノ・グリ

白ワインの評価が高く、「香りの美しさ」「清涼感」を感じられるものが多い傾向があります。


● 千歳・富良野・その他地域

それぞれの気候条件を生かしたスタイルが広がっています。

  • 千歳:シャルドネ、ピノ・ノワール
  • 富良野:ライトで親しみやすいスタイルの白・赤
  • 十勝・函館:新規ワイナリーが増加し、個性が多様化

北海道全体に共通するのは、
「酸が綺麗」「香りが繊細」「冷涼感のある味わい」
という特徴。和食にも洋食にも合わせやすいワインが多く、食卓で活躍するタイプが豊富です。


■ 北海道ワインを楽しむポイント

初心者の方が迷わず選べるポイントは次の3つです。

① 白ワインから試してみる

ケルナー・バッカス・シャルドネなどは特に外れが少なく、香りの華やかさが楽しみやすいです。

② ピノ・ノワールも要チェック

日本のピノは繊細で軽やかさが特徴。
重すぎず、食事にも合わせやすいので、赤ワイン初心者にもおすすめしやすいタイプです。

③ 産地名を見るとより楽しい

余市=しっかりめ
空知=爽やかめ
といったざっくりとした傾向を知るだけでも選びやすくなります。


■ 東北ワインの魅力

伝統品種から世界品種まで、多様性が光る産地

北海道に隠れがちですが、実は東北も優れた産地が数多く存在します。
特に山形県は、北海道と並ぶ注目地域と言われるほど品質が向上しています。


● 山形県

国内有数のブドウ産地で、ぶどう栽培の歴史も深い地域。
冷涼で日照量があり、果実の香りがしっかりと残るぶどうが育ちます。

主要品種

  • デラウェア
  • シャルドネ
  • メルロ
  • カベルネ・ソーヴィニヨン

特に最近は シャルドネ・メルロの品質が非常に高い と注目されています。
クリアな酸と果実味のバランスが良く、食事と合わせやすい万能タイプが多いことも魅力です。


● 岩手県(花巻・紫波など)

緩やかな丘陵地が多く、自然環境を生かしたワイン造りが盛ん。

特徴的なぶどう

  • リースリング・リオン
  • 山ぶどう交配品種
  • メルロ

柔らかい果実味と軽やかな酸の赤ワインが増えており、ふだんの食卓にも合わせやすいワインが多くなっています。


● 秋田・青森・福島

大規模産地ではありませんが、個性的なワイナリーが点在。

  • 秋田:冷涼気候を生かした爽やかな白
  • 青森:りんご産地特有の果実の香りがある白ワイン
  • 福島:標高の高い地域でメルロ・シャルドネが人気

少量生産ながら高品質なワインが多く、愛好家からの注目度が高い地域です。


■ 東北ワインを楽しむポイント

① デラウェアは“甘口”だけと思うのはもったいない

辛口のデラウェアは香りが華やかで、食事にも合わせやすいのが魅力です。

② 山形のシャルドネ・メルロは外しにくい

はじめての日本ワインでも飲みやすく、愛好家も評価する完成度。

③ “軽やかさのある赤”が多いことを知っておく

東北の赤は重厚というより「軽くて飲みやすい」。毎日の食事に使いやすいタイプです。


■ 北海道・東北ワインの共通点

―― 日本の“冷涼ワイン”の魅力を感じよう

北海道・東北ワインは共通して、
「酸が綺麗で、香りが繊細」
という特徴があります。

そのため、和食を中心に、出汁の効いた料理、海鮮、塩味ベースの献立との相性が抜群。
普段の食卓でも気軽に楽しめるのが魅力です。

また、ワイナリーの数が増えている地域でもあるため、
「新しい造り手に出会えるワクワク感」
もこの地域の楽しさのひとつです。

ゆるママ
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日本のワイナリーの魅力はなんといっても「実際に訪れやすい」こと!
日本各地のワイナリー巡りなんて楽しそうですよね。


■ まとめ:北海道・東北は日本ワインの未来を担う存在

北海道は「日本の新しい銘醸地」と呼ばれ、
東北は「伝統と挑戦のバランスが良い産地」として成長を続けています。

どちらも共通するのは、
“冷涼な気候が育む、澄んだ酸と繊細な香り”
という魅力。

日本ワインをすでに愛している方はもちろん、
はじめて飲む方にとっても、北海道・東北は間違いなくおすすめできる地域です。

次回の第3回では、
日本ワインの中心地「長野・山梨」を深掘りしていきます。
日本固有品種から世界品種まで、一気に理解が深まる内容になるので、ぜひ続けてお読みください。

ゆるママ
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