”日本ワインの中心地”が生む確かな品質
日本ワインを語るうえで、絶対に外せないのが 長野県と山梨県。
ワイナリー数、品質の高さ、品種の豊富さ、歴史の深さ……すべてのバランスが整った、日本ワインの“核”となる地域です。
長野は「標高が生む世界レベルの品質」、
山梨は「日本固有品種の心臓部」。
それぞれの個性が明確で、ともに日本ワインの魅力を大きく押し上げています。
では、初心者にも愛好家にも伝わるように、両県の魅力を順に深掘りしていきましょう。

日本のワインと言えば山梨や長野を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
いよいよ、そんな日本のワイン中心地を見ていきます!
※本記事にはプロモーションが含まれています。
※お酒は20歳になってから。節度を持って楽しみましょう!
■ 長野県 ―― 世界が注目する“高地ワイン”の産地
長野県は、近年特に評価が急上昇している産地。
その強みはなんといっても 標高の高さ にあります。
標高700〜900mの畑も珍しくなく、昼夜の寒暖差が大きいため、ぶどうに強い香りと美しい酸が残りやすいのが特徴です。
● 長野ワインの特徴
- 果実味がしっかりしている
- 酸が綺麗でバランスが良い
- 世界的にも評価されるシャルドネ・メルロ
- 赤も白も高水準で安定
冷涼でありながら適度な日照もあるため、ぶどうがゆっくりと成熟し、香りが凝縮。
そのため、長野のワインには「厚みがありながら上品」な魅力があります。
● ① シャルドネ
長野を代表する白品種。
世界のシャルドネと比べても遜色ないと言われるほど、質の高いワインが増えています。
味わいの傾向
- 柑橘の香り
- ミネラル感
- しっかりした酸
- 樽熟成のバランスが良いものも多い
初心者にとっては飲みやすく、愛好家にとっては“産地違いで飲み比べたい”と思わせる魅力があります。
● ② メルロ
長野の赤ワインの象徴的存在。
成熟度の高さが安定しており、「やわらかいタンニン」「豊かな果実味」が特徴です。
味わいの傾向
- ブラックチェリー
- 熟した果実
- 丸みのあるテクスチャ
- 料理との相性が良い
メルロは重すぎず、軽すぎず、料理にも合わせやすい万能型。
赤ワイン初心者にもよくすすめられる品種です。
● ③ カベルネ・フラン
近年、長野の“新しい顔”として評価が上がっているのがカベルネ・フラン。
ハーブのような香りと清涼感があり、綺麗な酸が特徴です。
愛好家の間では、長野のカベルネ・フランは“将来性のある品種”として注目されています。
● ④ 桔梗ヶ原(ききょうがはら)エリア
長野ワインの中心地であり、世界から評価されるエリア。
特にメルロの品質の高さで知られています。
- 標高が高く寒暖差がある
- 水はけの良い土壌
- 栽培に適した気候条件
これらが揃うことで、ぶどうに凝縮感が生まれ、長野ワインのレベルを一段と引き上げています。
■ 山梨県 ―― 日本ワインの伝統と“固有品種の中心地”
山梨県は、日本ワインの象徴とも言える地域。
歴史も古く、国内のワイナリー数は全国トップクラス。
そして何より、日本固有品種「甲州」や「マスカット・ベーリーA」 を語るためには、この地を外すことはできません。
● 山梨ワインの特徴
- 繊細で優しい味わい
- 食事に合わせやすい
- 固有品種の個性がはっきり
- 歴史と文化の深さを感じられる
風土に寄り添うワイン造りが続けられており、“日本らしさ”を強く感じられる産地でもあります。
■ 山梨を代表する品種 ―― 日本固有品種の魅力
● ① 甲州
山梨を中心に栽培され、今や世界的にも評価される日本固有の白ぶどう。
香りと味わいの特徴
- 柑橘・白い花の香り
- 控えめな果実味
- 澄んだ酸
- 余韻にほのかな苦み
- 繊細で清楚な印象
甲州はもともと和食との相性が非常に良く、刺身、天ぷら、湯豆腐、出汁料理など、塩味・旨味ベースの料理を自然に引き立ててくれます。
また、近年は「オレンジワイン」「樽熟成」など、新しいスタイルの挑戦も増えており、愛好家からの注目度も高まっています。
● ② マスカット・ベーリーA
赤ワイン用として日本で生まれた固有品種。
山梨を中心に全国で栽培されています。
味わいの特徴
- イチゴ・チェリーのような可愛らしい香り
- 軽やかなタンニン
- すっきりとした飲み口
- 親しみやすい赤ワイン
甘い香りがしつつも味わいはドライなことが多く、食事との組み合わせが広いことが魅力です。
照り焼き・焼き鳥・醤油ベースの料理とも相性が良いのもポイント。
■ 山梨の注目エリア
● 勝沼(かつぬま)
山梨ワインの中心地。
甲州の名産地として知られ、爽やかで上品な白ワインが多く生まれるエリアです。
● 甲府盆地
日照量が多く、果実の香りがしっかり残るのが特徴。
赤・白のどちらもバランスの良いワインが造られています。
● 登美(とみ)・塩山(えんざん)
標高や土壌の違いを生かしたワイン造りが盛ん。
特に「登美の丘」周辺は、品質の高さで全国的な知名度があります。
■ 長野・山梨のワインをより楽しむためのポイント
① 迷ったらシャルドネ(長野)と甲州(山梨)
この2品種は初心者でも飲みやすく、産地らしさが最もわかりやすい組み合わせです。
② 赤ワインならメルロ(長野)とベーリーA(山梨)
飲み比べると、果実味の方向性や香りの違いがはっきり出て面白いです。
③ 樽熟成のスタイルもチェック
長野のシャルドネやメルロ、山梨の甲州の一部には、樽を使ったタイプも多く、ワイン好きには堪らない深みがあります。
④ 食事との相性を意識すると一気に楽しさが広がる
- 長野のシャルドネ → 和食・洋食どちらにも
- 長野のメルロ → 肉料理全般
- 山梨の甲州 → 刺身・天ぷら・鍋
- ベーリーA → 醤油ベースの料理や焼き鳥
ワインが料理を引き立ててくれる感覚をつかむと、日本ワインの面白さはさらに深まります。

国際品種が日本のテロワールと合わさってどんな味わいになるのか、興味が湧いてきますよね!
■ まとめ:日本ワインの“中心”を理解しよう
長野と山梨は、
- 品質の高さ
- 産地の個性
- ぶどう品種の豊かさ
- 歴史と文化
すべての面で日本ワインの中心地と言える存在です。
長野は「世界レベルの高地ワイン」。
山梨は「伝統と固有品種の聖地」。
この2つを知ることで、日本ワイン全体の理解が一気に深まります。
次回、第4回では “その他の注目産地(関西・中国・九州など)” をくわしく解説していきます。
全国へと広がる日本ワインの魅力をお届けしますので、ぜひ覗いてみてくださいね。


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