これまで4回にわたって、日本ワインの歴史・特徴・主要産地を見てきました。
最終回となる今回は、いよいよ“飲んで楽しむ”段階へ。
「日本ワインをどう選べばいいの?」
「どんな料理と合うの?」
「保存や温度のコツは?」
そんな疑問を解消しながら、初心者でもすぐ実践できる“日本ワインの楽しみ方”を丁寧にご紹介します。

まだまだ海外のイメージが強いワインだけど、日本産のワインだからできる楽しみ方もありますよね!
※本記事にはプロモーションが含まれています。
※お酒は20歳になってから。節度を持って楽しみましょう!
■ 日本ワインの選び方の基本
① ラベルをチェックしてみよう
まずはボトルのラベルを見てみましょう。
日本ワインの表示ルールは2018年に明確化され、以下のような情報が読み取れるようになっています。
- 「日本ワイン」と表記 → 国産ぶどう100%・国内醸造
- 産地名(例:長野、山梨、北海道など)
- 品種名(例:甲州、メルロ、シャルドネなど)
- ヴィンテージ(ぶどう収穫年)
たとえば「山梨県産甲州 2023」と書かれていれば、山梨のぶどうを使い、現地で造られたワインということ。
この表示を見るだけで、味の方向性をある程度イメージできます。
② 味のタイプで選ぶ
ワインの味わいは「甘口」「辛口」「ミディアム」などで表されます。
日本ワインは、全体的に穏やかな酸と繊細な果実味が特徴。
以下のように覚えておくと選びやすいです。
| シーン | おすすめタイプ | 代表的な品種 |
|---|---|---|
| さっぱりした和食と | 軽やかな白ワイン | 甲州・シャルドネ |
| 肉料理と | 柔らかい赤ワイン | マスカット・ベーリーA・メルロ |
| 前菜や魚介と | スパークリング | 甲州・デラウェア |
「普段飲む料理に合わせる」ことから始めると、自然に好みが見えてきます。
③ 産地で選ぶ
シリーズを通してご紹介したように、日本のワイン産地は多彩です。
それぞれの地域に個性があり、味の方向性が異なります。
| 産地 | 味わいの傾向 |
|---|---|
| 北海道 | 爽やかで酸が美しい、冷涼なスタイル |
| 東北 | フルーティで透明感のある味わい |
| 長野 | バランスが良くエレガント |
| 山梨 | 柔らかく繊細、和食向き |
| 九州・中国地方 | 果実味豊かで親しみやすい |
旅行先で飲んだり、地元のワインを選ぶのも楽しみ方のひとつです。
■ 日本ワインと料理の相性(ペアリング)の楽しみ方
日本ワインの大きな魅力のひとつは、和食との相性の良さ。
味の濃すぎない繊細な料理に寄り添うワインが多く、日常の食卓でも活躍します。
● 白ワイン × 和食
- 甲州 × 天ぷら・刺身・湯豆腐
- シャルドネ × 焼き魚・鶏の塩焼き
- ケルナー × 和風サラダや酢の物
白ワインの酸味が、出汁や素材の旨味を引き立てます。
● 赤ワイン × 肉料理
- マスカット・ベーリーA × 照り焼き・すき焼き
- メルロ × ハンバーグや豚の生姜焼き
- ピノ・ノワール × 鴨・ローストチキン
日本の赤ワインは渋みが穏やかで、和食の甘辛いタレにもぴったりです。
● スパークリング × 前菜・お祝い料理
甲州やデラウェアから造られるスパークリングは軽快で華やか。
手巻き寿司や鍋、パーティー料理など、どんな場面にも合わせやすい万能タイプです。
■ 温度と保存のコツ
ワインの味わいは、温度と保存状態で大きく変わります。
特に繊細な日本ワインほど、その違いがはっきり感じられます。
| タイプ | 飲み頃温度 | 保存のポイント |
|---|---|---|
| 白ワイン | 8〜12℃ | 冷蔵庫で軽く冷やす |
| 赤ワイン | 14〜18℃ | 直射日光・高温を避ける |
| スパークリング | 6〜8℃ | よく冷やして泡をキープ |
※冷やしすぎると香りが閉じてしまうので注意。
飲む30分ほど前に冷蔵庫から出すのがおすすめです。
■ グラスとシーンの工夫で、もっと楽しく
「家でワインを飲む」と聞くと、特別な準備が必要に思えますが、
実はちょっとした工夫でぐっと美味しくなります。
- グラスは少し丸みのある形を選ぶ
- おつまみはチーズだけでなく、和惣菜やお刺身もOK
- 音楽や照明を変えるだけで“ワインの時間”が心地よくなる
日本ワインは、日常の中で気軽に味わうのが一番似合うお酒です。

揚げ物にはスパークリングワイン、お刺身やさっぱりとした魚料理にはすっきり辛口の白ワインがぴったりですよ。
食前酒として北海道の甘口ワインを飲むというのもお洒落ですね!
■ ギフトや記念日にもおすすめ
最近はラベルデザインもおしゃれで、ギフト需要も急増中。
誕生日やお祝いの日に「日本ワインを贈る」という方も増えています。
特におすすめなのは:
- 山梨・甲州のスパークリング(上品で万能)
- 長野・シャルドネ(ワイン好きに喜ばれる)
- 北海道・ピノ・ノワール(上質感がある)
「日本の風土が詰まった贈り物」として、
ワインを選ぶ楽しみがさらに広がっています。

名入れサービスがある販売元も多いので、世界で一本の贈りものになるのが嬉しいですね!
■ 飲み比べで“日本ワインの奥深さ”を体感
日本ワインは産地や造り手ごとに個性がはっきりしています。
その違いを体感するには、「飲み比べ」が一番の近道。
例:
- 同じ品種で産地を変えてみる(例:山梨の甲州 vs 北海道のケルナー)
- 同じ産地で品種を変えてみる(例:長野のシャルドネ vs メルロ)
ほんの少しの違いで味や香りが変わるので、
「日本のテロワール(風土)」を感じられる最高の体験になります。
■ 日本ワインをもっと楽しむための心構え
最後にひとつだけ大切なことを。
日本ワインを楽しむうえで、難しい知識は必要ありません。
- 自分の“おいしい”を信じる
- ラベルや産地に親しみを持つ
- 飲むたびに小さな発見を楽しむ
ワインは、知識よりも「感じること」で深まっていくお酒です。
お気に入りの1本を見つけたら、その背景にある土地や人に興味を向けてみてください。
それが、ワインの世界をより豊かにしてくれます。

ワインを選ぶのが難しい場合は、ワインが飲めるお店で食事するの一手です!
日本産から世界のいろいろなワインまで、食事にピッタリの一本をプロが選んでくれるから安心ですよ。
■ まとめ:日本ワインは“日常に寄り添う贅沢”
日本ワインは、決して特別な日にだけ楽しむものではありません。
仕事帰りの一杯や、家族との夕食、友人との集まり――
どんな瞬間にもすっと溶け込む“優しいおいしさ”があります。
四季の変化に寄り添い、食事を包み込む。
そんな日本ならではのワイン文化が、いま確実に育っています。
これからは、ぜひあなた自身の舌で、
“お気に入りの日本ワイン”を探してみてください。

コメント